老眼に効くサプリメントは?
老眼の原因とは?
老眼の症状とは?
今まで新聞や本の文字が読めていたのに、ある日から文字のピントが合わなくなっったり、文字がにじんで見えたり、ぼやけて見えると老眼の初期症状だと言われます。
逆にずっと近くのものを見ていて、急に遠くを見たときにしばらくピントが合わずぼやけて見えるのも老眼の初期症状です。
若いときには瞬時に対象物にピントが合うのに、年齢を重ねるにつれて眼球の中でレンズの役割を果たす水晶体がピントを合わせるスピードが遅くなります。こうなったらもう老眼が始まっています。
老眼の具体的な症状例
- 新聞が見えにくくなった
- 目が疲れやすくなった
- 薄暗い場所では見えにくい
- 目を細めて見ることが多くなった
- 朝はよく見えるのに夕方になると見えにくくなる
- 目の前がかすんでよく見えない
- 遠くを見ると二重に重なって見える
- 肩こり、頭痛がひどくなり、吐き気が起こることも
老眼は目の調節力の低下から
老眼は年をとれば誰でもなります。しかし年をとってもなかなか発症しない人もいれば、若いのに老眼になってしまう人もいます。
その違いを知るには老眼の原因について知っておく必要があります。 一般的に老眼は加齢によって目の調節機能が低下することから起きます。
(若い人に多いスマホ老眼は毛様体筋の疲労が原因で、正確には老眼ではありませんが、老眼とよく似た症状を起こします)
目の調節機能は角膜と水晶体の2つのレンズで行っています。
最初に角膜で光の屈折の7割くらいが起きて、その後に水晶体で遠近の微調整が行われます。老眼はこの水晶体の調節力の低下によるものです。
目の調節力の低下は水晶体の硬化から
老眼の原因はこの水晶体が加齢とともに硬化してしまうことと、それを支える毛様体筋の筋力が衰えていくことが主な原因です。
実は老眼が起きるのは40代以降ですが、水晶体の硬化自体は幼児の頃から徐々に始まっているんです。
水晶体の中身はコラーゲンというタンパク質で出来ています。弾力があり、水晶体を支える毛様体筋に両側から引っ張られると薄くなり、押されると厚くなります。
この仕組でレンズの厚さを調整しピントを合わせることで物が見えるようになります。
ところが水晶体が硬化すると毛様体筋がいくら押し込んでも厚くならず、近くのものを見てもピントが合いにくくなってしまい物が見えにくくなります。
水晶体の硬化が起きる仕組みとは?
ではどうして水晶体が硬化してしまうのか?それは水晶体のタンパク質が酸化してサビてくるからです。
酸化とは活性酸素により細胞が錆びることですが、この要因は紫外線、喫煙、生活習慣、栄養不足、ストレスなどいろいろありますが、特に紫外線の影響が大きいとされます。
水晶体は紫外線を吸収して網膜を紫外線から守る働きをしています。しかし紫外線を浴びすぎると吸収しきれなくなり、水晶体のタンパク質が酸化していき、中心部分から硬くなります。
そのため厚さを変えることが難しくなり、近くが見えにくくなるという老眼の症状を引き起こします。
ちなみにタバコを吸ってる人ほど老眼になるのが早いというデータがあります。これもタバコによる活性酸素の影響が考えられます。
加齢とともに失われる成分が老眼の原因に
(1)ビタミンC
水晶体とその周囲の水分である房水には細胞の酸化を防いでくれる抗酸化物質のビタミンCが多く存在します。
ビタミンCは水晶体の透明性を維持したり、白内障の予防効果があります。ビタミンCが不足すると水晶体が白く濁り、白内障にかかりやすくなります。
ビタミンCは水晶体の主要成分であり、血管を作るコラーゲンの生成にも関わっていて、その強い抗酸化作用で水晶体を若々しく保っています。 加齢とともに目の中のビタミンCも少なくなるので補ってやる必要があります。
(2)コンドロイチン硫酸
水晶体と毛様体筋には目のピント調節機能を円滑に進めるコンドロイチン硫酸が多く存在します。
コンドロイチン硫酸とはムコ多糖類というネバネバ成分で、目の角膜や水晶体の透明性や弾力性の保持に働いています。
コンドロイチンが減少すると水晶体の弾力が失われ老眼に、角膜や水晶体が濁ることで白内障の原因に、水晶体の奥の硝子体が液化して飛蚊症の原因になります。
コンドロイチンは目が正常に働くには欠かせない成分であり、市販の目薬の主要成分にもなっています。
(3)コラーゲン
コラーゲンは角膜や水晶体に多く存在しています。涙の排出量を調整するのに使われるのでコラーゲンが不足するとドライアイになります。
角膜においてはカビや細菌、ウイルスの侵入を防いで目を保護します。コラーゲンによる代謝が低下すると角膜炎や眼精疲労の原因にもなります。
中年以降、コラーゲンが不足してしまうと目の病気が起こりやすくなってしまうので、目の老化を食い止めるにはコラーゲンも積極的に摂取する必要があります。
老眼の予防は可能なのか?
では一度起きてしまった老眼を治すことはできるのでしょうか?
現在、手術などによりピントが近くに合うようにすることは可能ですが、一度硬化してしまった水晶体は元に戻ることはありません。
顔にシワができてしまうのと同じで、老眼は自然な生理現象であり防ぐことはできません。しかし、老化の進行を抑制して遅らせることはできます。
老眼を自覚したまま何の対処のないまま裸眼で見続けると、かえって目の疲れがたまり、頭痛や肩こり、吐き気などの症状もでてしまいます。
そこで老眼を治療、もしくは予防するための最善の策を紹介します。
(1)老眼鏡をかける
老眼になったことを素直に受け入れて適切な老眼鏡を作りましょう。我慢して目を酷使するとかえって老眼が早く進んでしまいます。
(2)目に良い栄養を摂取する
老化により今まで目の老化を防いでくれていた成分が減っていきます。目の老化を少しでも遅らせるためにはルテインやビルベリーなど目に良い成分を積極的に摂取しましょう。
(3)目の疲れをとる
目の疲れは毛様体筋を疲れさせてしまいます。目を休ませたり、温めて目の血行をよくするなど、目の疲れをとることも必要です。
(4)目の筋肉を鍛える
ピントを調節する箇所である虹彩筋と毛様体筋の2つを鍛えることで筋力が回復してピントが合わせやすくなります。トレーニング方法はいろいろあります。
(5)目薬をさす
目薬では老眼は治せませんが、目の老化を食い止める成分を多く配合した目薬は多く市販されています。
(6)老眼の手術をする
今までは老眼になったら医者も「老眼鏡をかけてください」と言うしかなかったのに、今では手術により老眼の症状を消すことができるようになっています。
(7)老眼改善のコンタクトレンズ
老眼を改善するオルソケラトロジーレンズで矯正する方法で、昼間はかけず夜寝るときに装着します。両目で20~40万かかります。
老眼に効果がある栄養素はこれだ!
毛様体筋にはカシスアントシアニン
アントシアニンというとブルーベリーやビルベリー、カシス、ブドウなどに豊富に含まれる栄養素ですが、同じアントシアニンの中でもカシスに含まれるアントシアニンは特に強力な抗酸化作用を持っています。
カシスにはブルーベリーやビルベリーにはないアントシアニンを2種類持っています(デルフィニジン-3-ルチノシドと、シアニジン-3-ルチノシド)。
カシスのアントシアニンは飲んですぐ吸収されて体に作用する特長があり、末梢血管の血流改善の効果もあり、吸収後は栄養分が眼球にまで届きます。
カシスのアントシアニンは毛様体筋を弛緩させる効能があり、また毛様体筋の血行を良くする効果もあります。
カシスのアントシアニンのピント調節機能については、ある実験で検証が行われています。軽い近視の人21人を対象にカシスのアントシアニンを飲んだグループと飲まないグループに分けてパソコン作業を2時間行わせた結果、カシスを摂取したグループはピント調節機能が維持され、改善に有効であるという結果が出ています。
老眼は毛様体筋の筋力の衰えも原因の一つなので、カシスのアントシアニンの摂取は効果的と言えるでしょう。
カシスはスマホ老眼にも効果抜群!
パソコンやスマホを長時間見ると毛様体筋が凝り固まり、ピント調節がうまくいかなくなりよく見えなくなりますが、カシスのアントシアニンなら眼精疲労を軽減して血流を良くしてくれるので、スマホ老眼などにも効果が抜群です。
他にもカシスには視神経の血流を促進させる効果があり、眼圧を低下させることから緑内障の進行抑制にも効果があります。
水晶体の老化対策にはルテイン
老眼の原因は老化による水晶体の硬化ですが、この水晶体に多く含まれるのがルテインです。
水晶体に存在するルテインは紫外線やパソコンやスマホのブルーライトから発生する活性酸素によるダメージから目を守る働きをしています。
このルテインは体内では合成できないため外部から摂取する必要のある栄養素で、年齢とともに体内のルテイン量は減少していきます。
ルテインが不足すれば目の老化が早まるし、加齢黄斑変性症や白内障のリスクも増加します。目を若々しく保つためには欠かせない成分です。
ルテインを摂取することで一度硬化してしまった水晶体を柔らかくすることは出来ませんが、目の老化の進行を食い止める効果は期待できます。
目の疲れ・目のかすみにはアントシアニン
アントシアニンはブルーベリー、ビルベリー、カシス、ナス、紫いもなど紫色の食べ物に多く含まれるポリフェノールの一種で、植物が紫外線から身を守るために蓄える成分です。
強い抗酸化作用があることから目に発生する活性酸素を除去してくれる効果があります。
目の網膜で光を認識するロドプシンという物質が分解・再合成を繰り返すことでヒトは物を見ることができますが、このロドプシンの働きが悪くなると物が見えづらくなったり眼精疲労になります。
アントシアニンはこのロドプシンの再合成を助ける働きがあり、アントシアニンを摂取することで目の疲れや暗い場所での視覚、視野の拡大などの効果が証明されています。
老眼で目がしょぼしょぼしたり、目がかすんでぼやけたり、といった症状はロドプシンとも大きく関わっているので、アントシアニンの摂取により老眼の症状を改善することにもつながります。
食品からも摂取できますが、必要量を毎日食べるのは大変なのでサプリでの摂取がおすすめです。
ピント調節機能の改善にはアスタキサンチン
アスタキサンチンは天然の色素でカニやエビ、鮭などに多く含まれる強力な抗酸化成分で、眼精疲労、ピント調節機能の向上などの効果があります。
アスタキサンチンが持つ抗酸化力はビタミンEの1,000倍と言われ、活性酸素を除去することから美白、美肌、動脈硬化、メタボの予防改善にも効果的です。
アスタキサンチンが凄いのは抗酸化力だけでなく、脳内まで入り込める数少ない抗酸化成分だということ。
脳には「血液脳関門」「血液網膜関門」という関所のような場所があり、必要な栄養素だけを選別しています。
とても厳重なフィルターでビタミンCやビタミンE、βカロチンといった抗酸化物質でさえ通さないのにアスタキサンチンはここを通過できます。そのため、網膜でもダイレクトに抗酸化作用を発揮することができます。
老眼は水晶体が錆びついて酸化して硬化するのが原因ですから、アスタキサンチンの摂取で酸化を防ぎ、水晶体がこれ以上老化してしまうのを予防してくれます。
アスタキサンチンの1日の摂取量目安は2mg~6mgで、鮭の切り身1つ分です。摂取してから約6時間後には効果が出て、体内に蓄積されないため72時間たつと効果が消失します。
老眼や白内障だけでなく、紫外線でダメージを受けたお肌にも有効なため、シミ・シワ・肌荒れにも良いです。
目の老化を食い止めるコンドロイチン
コンドロイチンとはサメの軟骨などに多く含まれるネバネバした物質です。
元々ヒトの体内に多量にある成分で体内でも生成されますが、加齢とともに生成される量が減っていき、不足すると膝痛、関節痛、腰痛の原因になったりします。
ムコ多糖類と呼ばれるネバネバした物質で細胞や器官の間を結び、細胞が正常に働くように保湿性と弾力性を与える潤滑油のような働きをします。
目の中では毛様体筋の働きをサポートしており、不足すると毛様体筋が衰え水晶体の弾力が失われ、老眼を引き起こします。
また眼球内の硝子体はゼリー状で弾力性に富んでいますが、コンドロイチンが不足すると弾力性が失われ液化して飛蚊症の症状を引き起こします。
さらにコンドロイチンは涙に近い成分で角膜を覆って保護しており、不足すると透明度が維持できなくなり濁ってしまいます。
このように目の組織を維持するにはコンドロイチンは欠かせない成分であり、ドライアイ対策の目薬の成分にも多く使われているのも当然といえます。
以上、いろいろな栄養素を取り上げてみましたが、毎日の食事から摂取できない場合はサプリメントでの摂取がおすすめです。
ルテイン、ビルベリー以外にもビタミンEの1000倍の抗酸化力を持つアスタキサンチン、眼精疲労に即効性があるアントシアニンを含むカシスなども意識して摂取しましょう。
こんなにあれもこれも入ったサプリなんてあるの?と思いきや、上記の成分が全部入ってるおすすめの抗酸化サプリがあります。それが「めなり」です。
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老眼を予防する目のトレーニングとは?
目の焦点を合わせるには虹彩筋と毛様体筋の2つの筋肉があり、この2つの筋肉を鍛えれば鍛えるほど老眼は回復する可能性があります。
虹彩筋とは光の量を調節する瞳孔の大きさを変えるときに働く筋肉です。具体的には暗い場所では虹彩筋が緩んで瞳孔が大きくなり、より多くの光を取り込みます。
カメラに例えると「絞り」の役割を果たしているのが虹彩筋で、最初にこの部分が早く動いて、その後に毛様体筋が水晶体の厚みを変えることで焦点を合わせます。
この2つの筋肉は鍛えるほど筋力がアップし、より速やかに焦点を合わせられるようになります。
ちなみに医学的に見ると毛様体筋を鍛えることで老眼を予防できるという根拠となるデータはなく、老眼は水晶体の硬化によって引き起こされるというのが定説になっています。
虹彩筋を鍛えるトレーニング(明暗ストレッチ)
最初は目全体を手で覆い、暗くします。その後、手を離して目を開けます。
明るい場所と暗い場所を行ったり来たりすることで虹彩筋が伸び縮みします。メガネをかけずに裸眼で行うとより効果があります。
毛様体筋を鍛えるトレーニング1(遠近ストレッチ)
遠い場所と近い場所を行ったり来たりすることで毛様体筋が伸び縮みします。しっかり焦点を合わせるためになるべく具体的な文字を見るようにすると効果があります。
裸眼では見えにくい場合はメガネをかけて行うといいです。 時間はそれぞれ1~2分、できれば2つのストレッチを連続で、朝晩行うとよいでしょう。
毛様体筋を鍛えるトレーニング2(まばたきストレッチ)
5秒間ほど目を思い切りギュッと閉じて、目を見開いてから1秒おきに10回ほど瞬きを繰り返す。
毛様体筋を鍛えるトレーニング3(目だけ動かすストレッチ)
できるだけ顔を動かさないようにして指先で空中に大きな円を描き、それを目で追いかけます。○ができたら△もやってみましょう。
毛様体筋を鍛えるトレーニング4(寄り目ストレッチ)
視力回復評論家の中川和宏さんがテレビで紹介したやり方で、2人でキャッチボールしてできるだけ目の前でボールをキャッチします。
眼球が自然と動かされて寄るようになると近くを見れるようになります。
最新の老眼治療とは?
一度硬化してしまった水晶体自体は元には戻りませんが、手術でピントを合いやすくすることで老眼の「ピントが合わない」症状を消して日常生活の不便をなくすことができます。
(1)モノビジョン・レーシック
一般的にレーシックというと近視の人向けの手術ですが、老眼の場合、近くにピントが合いにくくなるので、利き目じゃない方の目だけレーシック手術で度数を変えます。
左右の視力が違うため、最初は違和感がありますが、近くと遠くを見るときに見る目を変えることで不便をなくします。違和感はしばらくすると慣れるそうです。
(2)CK(Conductive Keratoplasty)
CK手術(伝導性角膜形成術)とはラジオ波を目の角膜の周囲に当てて熱でコラーゲン組織を収縮させることで角膜のカーブを変えます。
カーブが強くなると度数が強くなりピントが合うようになります。この治療法はアメリカの厚労省にあたるFDA(米国食品医薬品局)でも2004年に唯一認可を受けている方法です。
角膜の中央部分には触れないため安全性も高く、手術時間も90秒ほどで終わります。
ただし、健康保険が効かないため、費用が高額になることと、日本でこの治療を行っているクリニックが少ないというデメリットがあります。
(3)アキュフォーカス・リング
「リーディングアイ」とも呼ばれる、世界47カ国で行われている安心の老眼治療法です。タレントの松本伊代さんもこの治療を受けているそうです。
方法としては角膜の中央部分に直径3.8mmで中央に1.6mmの穴のあいたドーナツ型のリングを埋め込みます。
入ってくる光の量を抑えることでピンホール効果が生まれ、遠近どちらにもピントが合いやすくなります。通常、片方の目にだけリングを入れて近くが見えるようにします。
(4)マルチフォーカルIOL(遠近両用眼内レンズ)
2005年にアメリカFDAで認可された老眼と白内障を同時に治療できる多焦点眼内レンズです。2007年には日本でもレストアとリズームの2種類の多焦点眼内レンズが認可されています。
白内障の手術ではたいていは近くか遠くかどちらか1つにピントの合った単焦点レンズを埋め込みますが、このレンズの完成により遠近どちらも見れるようになりました。
老眼手術は原則として保険が適用されないので自費になります。片眼につき40万くらいかかります。
(5)レインドロップ
アメリカのリビジョン・オプティクス社が開発した老眼治療用レンズで、ハイドロゲル製の直径2mm、厚さ0.03mmのレンズです。
通常、レーシックの手術と同時に行い、利き目じゃない方の角膜内に挿入することで近くの細かい文字が見えるようになります。 左右の見え方が違うために慣れるまでに一般的に3ヶ月程度かかります。
(6)フェイキックIOL(有水晶体眼内レンズ)
目の角膜と水晶体の間に入れるレンズで、異物感を感じるがない上にレンズの劣化もないのでメンテナンスが必要ありません。「一生使えるコンタクトレンズ」と呼ばれています。
角膜が薄い、強度近視などレーシックの不適合者でも受けることができ、手術時間は15分ほどで終わります。
(7)オルソケラトロジー
オルソケラトロジーとは角膜矯正用のハードコンタクトレンズのことで、寝てる間に装着することで角膜の形状が変わり視力が向上します。
元々は近視矯正のための治療法で、昼間はコンタクトなしで裸眼で過ごせるほど効果があります。
ただし最初のうちは効果は短時間しか持たないので毎晩コンタクトレンズを装着する必要があります。2~3ヶ月すると視力が維持できるようになるので装着も週に4~5日で済むようになります。
治療対象年令は10歳から50歳代までで軽い老眼なら十分治療効果があります。進行した老眼でも条件つきで治療は可能です。