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ルテインの効果と働きとは?


ルテインとは?

眼球の断面図

ルテインとは抗酸化作用が強いカロテノイドの一種です。体内では目の水晶体や黄斑に多く存在します。体内には存在するけど生成はできないため、食事から摂取する必要があります。

カロテノイドとは動植物が持つ赤・黄色・紫などの色素の総称で抗酸化作用や抗がん作用があると言われています。

天然のカロテノイドにはBカロチン、αカロチン、リコピン、アスタキサンチン、ルテインなど600種類ああります。

 

ルテインの歴史

マリーゴールド

ルテインがサプリに使われだしたのはアメリカからです。30年以上前から中南米で栽培されたマリーゴールドの抽出物を餌にすると鶏の卵黄が黄色くなるため利用されてきました。

このマリーゴールドの黄色い成分はカロテノイドで、1995年頃にマリーゴールドからルテインを精製する技術が発明されてからはアメリカの栄養補助・機能性食品の分野でルテインのサプリが発展しました。

 

ルテインの効果

 

ルテインの効果としてよく知られているのは強い抗酸化作用です。

私たちの体は酸素を体内に取り込んで隅々まで送りますが、その酸素の一部が活性酸素になって体が錆びる、つまり「酸化」してしまい、これが病気や老化などの原因になります。

また目にも酸素が運ばれますが、紫外線などの有害な光により発生する活性酸素でダメージを受けることを防ぐことができます。

つまりルテインは「抗酸化作用」と「有害な光を遮る」ことで目を守る働きをしてくれています。

 

黄斑変性症

網膜の中心部に存在する小さな斑点の集まりである黄斑部は、光を識別するための受容体とよばれる細胞が何百万個も存在することで入ってくる映像を識別しています。

外部から入ってくる光により発生した活性酸素により黄斑部の細胞は酸化され破壊されると、視野が部分的にぼやけたり、欠けたりします。進行すると失明にもつながります。これを黄斑変性症といいます。

ルテインの摂取によりその抗酸化作用で細胞の酸化を打ち消すことができるので、黄斑変性症の予防や症状の改善にも効果があります。

実際、アメリカの眼科医の84%は患者にルテインの摂取を勧めているそうです。

またアメリカのハーバード大学の研究によるとルテインが豊富なほうれん草をたくさん食べるなどして、日常的にルテインを摂取したグループでは、ほとんどルテインを摂取していなかったグループに比べて、黄斑変性症の発生率が43%も低く、また、白内障の発生率も大幅に低くなったと報告されています。

 

白内障

白内障は水晶体のタンパク質が活性酸素によって酸化して白く濁ってしまい見えにくくなる病気です。

ルテインを摂取することで水晶体にルテインを運んでその抗酸化作用で活性酸素による酸化を防ぐことができるので白内障の予防や症状改善に効果があります

 

ブルーライト対策

水晶体のルテインには“青い光(ブルーライト)”と総称される波長の光を吸収してしまう性質があることも知られています。

パソコンやスマホなどで過剰なブルーライトを目に浴びると視細胞の光障害をもたらします。そのため、目を酷使する現代人にはルテインは必須の栄養素といえるでしょう。

 

アンチエイジング効果

紫外線でダメージを受けるのは目だけでなくお肌もダメージを受けています。ルテインの強い抗酸化作用によりお肌の水分量を増加させ弾力性を高め、紫外線のダメージからお肌を守ってくれます。

女性にとっては嬉しい美肌&アンチエイジング効果でシミやシワの予防も期待できます。

 

がんの抑制

紫外線を浴びると体内の白血球が増加するのですが、ある研究によるとルテインを摂取することで白血球細胞の増加が緩和して、紫外線のダメージによる皮膚がんの抑制や肌の老化を防ぐ効果があったと報告されています。

女性に多い乳がんについても、体内のルテイン量が増加すると乳がんのリスクが軽減される可能性があるという報告もあります。

 

ルテインを多く含む食品

ほうれん草

含まれている植物・食品はマリーゴールド(花)、ケール、ほうれん草、ブロッコリー、葉レタス、グリンピース、芽キャベツ、かぼちゃ、とうもろこし、卵黄、キャベツ、豆類など。特にケールにはほうれん草の2倍以上含まれています。

 

ルテインの相乗効果

アントシアニンとルテイン

ルテインは抗酸化作用が強いですが、単体で摂取するよりも他のカロテノイドとの混合物として摂取することで相乗効果を発揮することも知られています。

たとえばビルベリー、ゼアキサンチンなどと一緒に摂るのがおすすめです。これらに含まれるアントシアニンという成分がルテインの成分を体の隅々まで運ぶ役割を果たします

 

フリー体ルテインとルテインエステル

ルテインにはフリー体ルテインとルテインエステルの2種類があります。ルテインが多く含まれるマリーゴールドから抽出したマリーゴールド・オレオレジン(ルテインエステル)はそのままの状態では体内に吸収されません。

これを精製および結晶化したフリー体ルテインにすると瞳に存在するルテインの状態に近くなり、体内に吸収されやすくなります。この特許技術を持っているのがケミン社です。

 

ケミン社のフローラグローとは?

ケミン社の天然フローラグロールテイン

ケミン社のは「Flora GLOR(フローラグロー)ルテイン」と言い、農薬を使わないマリーゴールドから抽出・精製・結晶化した最高品質のルテインです。

アメリカでは基準の厳しいGRAS(安全認定食品添加物)の安全基準に合格し、栄養補助目的として世界で初めて食品や飲料への使用が認められたルテインです。

したがってルテインのサプリを選ぶ際はケミン社のフローラグローのルテインを使用していれば信頼できると言えます。フローラグローではない場合はひょっとすると吸収しづらいルテインエステルの可能性もないとは言えません。

 

ルテインの摂取量の目安

ルテインの正式な摂取量の目安はまだ定められていませんが、アメリカの農務省では1日あたり4mg~7mgを推奨しています。

また日本の厚生労働省では1日に35mgを一週間続けて摂取しても問題がなかったそうです。

FAQ(国連食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)の下部組織JECFAによると1kgあたり1日2mgを摂取しても問題がないそうです。体重60kgの場合、1日120mgまでは大丈夫なようです。

ちなみにサプリの本場アメリカではしっかり効果を実感するためには20㎎~40㎎のルテインが必要と言われていて、40㎎配合されていると高品質ルテインと言われます。

ドクターズチョイス ルテイン 40mg

当サイトで一押ししているドクターズチョイスのルテイン40㎎は世界最高品質のケミン社のフローラグロールテインを40㎎配合しています。

さらにルテインと一緒に摂取することでより効果を発揮するゼアキサンチンを2mg、ビルベリーを50㎎も配合してより体内に吸収できるようにしています。

ドクターズチョイス ルテイン 40mgについてはレビュー記事を書いたので詳細はそちらをご覧ください♪

ルテイン40㎎のレビュー記事はこちら

 

ルテインの過剰摂取による副作用

ルテインを摂り過ぎると副作用があるのかどうか心配ですが、結論としては問題はありません。元々ルテインは安全性の高い栄養素ですが、カロテノイドという色素のためか、摂り過ぎると肌が若干、黄色みがかった橙色っぽくなることがあります。

また一部で目の痒みや腫れ、咳・喘息、胸焼けの報告があるそうです。ルテイン単体ではあまり問題ないのですが、一緒に入っている成分まで過剰に摂取することでそちらの副作用が出る恐れがあります。亜鉛など摂り過ぎるとよくない成分もあるので注意しましょう。

 

ルテインと相乗効果のある栄養素

ルテインは抗酸化作用が強いですが、単体で摂取するよりも他のカロテノイドとの混合物として摂取することで相乗効果を発揮することも知られています。

ビルベリー、ゼアキサンチンなどと一緒に摂ると、これらに含まれるアントシアニンがルテインの成分を体の隅々まで運ぶ役割を果たすため、より効率的にルテインを体内に取り入れることができます。

 

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