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加齢黄斑変性症に効くルテインサプリメント


加齢黄斑変性症 疲れ目

この20年、日本では物がゆがんで見えたり、中心が暗く見えたりする目の病気「加齢黄斑変性症」にかかる人が増えています。

放置すると徐々に視力が低下してやがて失明に至る怖い目の病気です。一般的な知名度は低いけれど、失明の原因の第4位になっています。

老化が原因で50代以上に多いのですが、タバコや紫外線、肥満、パソコンやスマホから発するブルーライトが原因で、早い人では40代でも発症する人がいます。

この記事では加齢黄斑変性症の症状や原因、治療法、チェック方法、なりやすい人の特徴や予防方法、そして効果のあるルテインとゼアキサンチン入りの抗酸化サプリメントを紹介します。

抗酸化サプリメントを飲むと効果あり!

加齢性黄斑変性症の原因としては加齢、紫外線、喫煙、不規則な食事、そしてブルーライトが挙げられます。

特に有害な高エネルギー光線のブルーライトについてはパソコンやスマホを見る人が急増している現在、多くの人が目を酷使していて、実は目にダメージを受けています。

ブルーライトは目の奥にある網膜の黄斑部まで届き、活性酸素を発生させることで眼精疲労、視力低下などを引き起こします。

日本眼科学会の「加齢黄斑変性症の治療指針(※1)」によると加齢性黄斑変性症を発症する前(「前駆病変」と言います)やすでに萎縮型の加齢性黄斑変性症を発症した場合においても抗酸化サプリメントを服用することがリスク低減に効果があると発表されています。

抗酸化成分でも特にルテインとゼアキサンチンは元々、黄斑部に多く存在しており、ブルーライトを吸収したり、その強力な抗酸化作用で活性酸素による炎症を防いでくれる働きをしています。

米国国立眼科研究所が行なった大規模な研究AREDS2(※2)では、ルテインとゼアキサンチンを摂取すると加齢性黄斑変性症の遅延だけでなく病状の好転まで可能になると報告されています。

ルテインは体内では作ることは出来ず、40代以降は体内で蓄積される量がどんどん減っていくので、若いうちからルテインを多く含む食品を食べることが予防につながります。

しかしルテインを多く含む緑黄色野菜のほうれん草やブロッコリーなどを必要量の目安とされる6㎎摂取するには大量に必要だし、食事だけで摂取するのは大変です。

そこで食事で足りない分をルテインサプリメントで手軽に摂取するのが非常に効果的です。

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加齢黄斑変性症ってどんな病気?

黄斑と中心窩

加齢黄斑変性症(Age-related Macular Degeneration)は英語名の頭文字からAMDと呼ばれ、一般的に知名度は低いものの失明を招きかねない目の病気です。

どんな病気か一言で言うと、網膜の中心にある1.5mm~2.0mmくらいの黄斑と呼ばれる部分に変性が起きて、その働きが悪くなる病気です。進行性の病気なので放置すると視力が低下してやがて失明にいたります。

高齢化が進む日本では近年とても増えている病気で、アメリカでは失明原因の第1位、日本でも第4位になっています(1位は緑内障、2位は糖尿病網膜症、3位は網膜色素変性)。

50代から発症しやすくなり、50歳以上の1%が加齢黄斑変性症だと言われています。早い方では40代でも発症します。

女性よりも男性の患者の方が3倍多く、その原因はタバコではないかと言われています。タバコ以外にも高血圧や心疾患も関係しているという説があります。

周辺視野が見えても、中心部が見えなくなると日常生活に支障をきたすようになるため、「社会的失明(もしくは生活失明)」の状態 になる怖い病気です。

 

加齢黄斑変性症の原因とは?

加齢黄斑変性症の種類

加齢黄斑変性症には萎縮型(ドライ型)滲出型(しんしゅつがた)(ウェット型)の2種類があります。症状は同じですが、発症するまでのメカニズムが異なります。

日本国内の罹患者(病気にかかっている人)数は923万人で、うち重度の加齢黄斑変性症は69万人(2007年のデータ)です。69万人の内訳は滲出型が63万人、萎縮型が6万人です(※3)。

 

萎縮型について

加齢黄斑変性症の萎縮型

視細胞の新陳代謝によって生じる老廃物は、黄斑部に栄養を届ける役目の網膜色素上皮細胞(Retinal Pigment Epithelium: 略して「RPE細胞」)の下に蓄積し消化されます。

しかし加齢によりRPE細胞の働きが低下すると消化しきれなくなり、たまった老廃物がドルーゼンと呼ばれる沈着物になります。

このドルーゼンは慢性的で微弱な炎症を引き起こし、これがRPE細胞の変性、脱落を誘発し、これが進行すると萎縮型の加齢黄斑変性症になります。

症状はゆっくり進行するので急に視力が低下することはありません。

滲出型のようにレーザー治療や薬物療法などの治療法が確立されていませんが、抗酸化サプリメントによる遅延効果が期待されています。

また、萎縮型から滲出型に移行することがあるので定期的な検査が必要になります。

 

滲出型(しんしゅつがた)について

加齢黄斑変性症 滲出型

「滲出(しんしゅつ)」とは耳慣れない言葉ですが、炎症によって血管の壁や組織の性質が変化して血液や組織液が血管の外へ流出することを指します。

滲出型の加齢性黄斑変性症の場合、新生血管と呼ばれる異常な血管(脈絡網新生血管)が網膜の下に入り込み、網膜の働きに障害が起きる病気です。

新生血管から血液成分が漏れたり血管が破れたりすると網膜が腫れると網膜浮腫になり、網膜の下に液体が溜まると網膜下液になります。

いずれも網膜が正常に働かなくなるので視力が低下します。

 

加齢黄斑変性症の症状とは?

加齢黄斑変性症になると見ようとする視線の先が歪んで見えるようになります。中心部がぼやけたり、曲がって見えたりします。症状が進むと中心部が暗く見えるようになります。

中心部が歪む(変視症)

加齢黄斑変性症 中心部の歪みの例

中心部のみ歪んでいて、その周辺は正常に見えます。

中心部が暗く見える(中心暗点)

加齢黄斑変性症 中心部が暗く見える

中心部が暗くなり見えなくなります。徐々に視力も低下し、放置したままだと視力が0.1以下になります。萎縮型に比べると進行も早く、出血が起きると急激に視力が低下します。

道路の信号を見たり字を読むことも難しくなり、免許の更新もできません。知り合いに道ですれ違っても気づかないなど日常生活に支障が出ます。生活の質(QOL)も確実に下がります。

人間関係もうまくいかなくなったり、外に出るのが億劫になるため、うつ症状を発症する場合もあります。

 

加齢黄斑変性症は自分で異常に気が付けない?

加齢黄斑変性症は糖尿病網膜症や緑内障などと並んで失明を引き起こす病気なので早期の治療が欠かせません。にもかかわらず自分ではなかなか異常に気が付かないのが特徴です。

その理由としては目の補正をする脳の機能である「両眼視機能」が挙げられます。

つまり、片方の目に異常が起きて歪んで見えたとしても、両方の目で見たときに脳で補ってしまうため、正常に見えてしまうのです。

たとえば両目に視力の差がある、いわゆる「ガチャ目」の場合でもこの両眼視機能によってなんとなく気にならない程度に正常に見えてしまいます。

この両眼視機能のおかげで快適に見えているとも言えるのですが、便利な反面、異常に気づきにくいというデメリットがあるわけです。

 

加齢黄斑変性症の治療とは?

加齢黄斑変性症の場合、まず最優先で対処しないといけないのが「どんどん増え続ける新生血管」を抑えることです。

新生血管の拡大を抑えるために薬物療法で新生血管を沈静化させたり、レーザーで新生血管を破壊したり焼いたりします。

 

1.薬物療法

加齢黄斑変性症 薬物療法

新生血管が増殖するのには「血管内皮増殖因子(vascular endothelial growth factor、略して「VEGF」)」が関係していると言われています。

加齢黄斑変性症の薬物療法は、このVEGFの働きを阻害する「VEGF阻害薬」を注射して新生血管の増殖を抑えます。

日本では2009年に保険承認されたことで本格的に導入された治療法で、目の白目の部分に注射を挿して、内部の硝子体に薬液を2~3回、注入します。

注射の効果は2~3ヶ月と短いため、用いる薬の種類によって規定の間隔は違いますが、定期的に診察をして効果がなくなってきたら再度、注射をする必要があります。

メリットは患部に確実に薬を届けられること、さらに副作用がないこと。デメリットは費用が高いことです。

薬の単価が17万円で保険で3割負担でも1回あたり約5万円します。年に6回として5万円×6回=30万円。50歳で発症して80歳まで治療を続けるとすると、30万円×30年=900万円かかる計算になります。

また治療回数が多いこともデメリットです。治療とはいえ、眼球にブスッと注射を挿すのは慣れないし怖いものがありますね。

 

2.レーザー治療(光線力学療法)

加齢黄斑変性症 レーザー治療

光に反応するビスダインという光感受性物質を点滴もしくは注射し、それが新生血管に到達したときに専用の非常に弱いレーザーを照射して破壊するのが光線力学的療法です

ただし、新生血管が黄斑の中心窩に接近していると、レーザー光線で目の網膜を傷つける恐れがあります。

そのため、新生血管が黄斑の中心窩を含む場合はレーザー光凝固療法が用いられます。

 

加齢黄斑変性症の時期・種類別の治療方針

図の略語
AMD:加齢黄斑変性症, CNV:脈絡膜新生血管,PCV:ポリープ状脈絡膜血管症,RAP:網膜血管腫状増殖,VEGF:血管内皮増殖因子,PDT:光線力学的療法,OCT:光干渉断層計,AREDS:Age-Related Eye Disease Study.

加齢黄斑変性症は時期や種類により治療方針が異なります。

まず「発症前の状態(前駆病変と呼びます)」と「発症後の状態」に分かれます。

━┳発症前の状態(前駆病変)
 ┗発症後の状態━

そして発症後を「萎縮型」と「滲出型」に分類します。

━発症後の状態━┳萎縮型
        ┗滲出型━

滲出型は病状によりさらに細かく分かれます。新生血管(正確には「脈絡網新生血管」)が中心窩(黄斑の中心部)を含む場合と含まない場合で大きく分けます。

━滲出型━┳新生血管が中心窩を含む━
     ┗新生血管が中心窩を含まない

そして、中心窩を含む場合は「典型的な加齢黄斑変性症」「ポリープ状脈絡網血管症(PCV)」「網膜血管腫状増殖(RAP)」の3つに分けます。

━中心窩を含む━┳典型的な加齢黄斑変性症
        ┣ポリープ状脈絡網血管症
        ┗網膜血管腫状増殖(RAP)

 

前駆病変と萎縮型の場合

発症前の前駆病変と萎縮型に対しては食生活の改善や抗酸化サプリメントを服用しながら経過観察していきます。

欧米の試験結果、抗酸化サプリメントが加齢黄斑変性症の発症と視力低下のリスクを低下させることが報告されており、諸外国においてもサプリの摂取が標準的な治療になっています。

 

滲出型で中心窩を含む場合

①典型的な加齢黄斑変性症

初回治療としては抗VEGF薬(抗血管内皮増殖因子薬)による薬物療法が行われます。

②ポリープ状脈絡網血管症(PCV)

視力が0.5以下の場合はレーザー治療か抗VEGF薬との併用が、視力が0.6以上の場合は抗VEGF薬による薬物療法が推奨されています。

③網膜血管腫状増殖(RAP)

レーザー治療と抗VEGF薬との併用が推奨されています。視力が良い場合は抗VEGF薬だけの場合も。

 

滲出型で中心窩を含まない場合

レーザー光凝固療法が行われます。

 

その他の治療法

以前は外科手術で黄斑を移動したり新生血管を切り取るなどの治療が行われていましたが、現在ではレーザー治療、薬物療法が発達したこともあり、ほとんど行われていません。

なお、最近のiPS細胞の研究では滲出型の患者に対してiPS細胞で網膜色素上皮シートを作って移植する臨床研究が進められています。

 

加齢黄斑変性症の視力チェック方法

加齢黄斑変性症かどうか診断するための簡単は方法としては「アムスラーチャート(もしくはアムスラーグリッド)」を使ったアムスラー検査があります。

アムスラーチャート

【チェック方法】

(1)約30cm離れる(メガネはかけたまま)

(2)片眼を閉じて表の中央の黒い点を見つめる

中心に点のある格子状の図を30cm離れたところから片方ずつの目で見ます。格子が歪んでいたり、ぼやけていたり、見えない部分、グレーに見える部分があれば印をつけます。

普段、老眼鏡をかけている方は老眼鏡をかけたままで構いません。ここで格子が歪んでいたり、中心部が暗く見えるようなら視野欠損が起きているので、速やかに眼科医の検査を受けるようにしましょう。

 

どんな人が加齢黄斑変性症になりやすい?

加齢黄斑変性症になりやすい人にははっきりとした傾向があります。どんな人がなりやすいのかを把握しておくことは発症を予防する上でも非常に重要です。

 

50代以上男性は加齢黄斑変性症になりやすい

加齢にともない進行する病気なので当然ながら50代以上の高齢者に多いです。

2007年に福岡県久山町で行われた50歳以上の住民の調査では有病率は1.3%です(1998年は0.9%)。9年間でかなり増加しているのが分かります。

難病情報センターの平成23年度の数値では男女比率は3対1と報告されています。

 

便秘だと加齢性黄斑変性症になりやすい

便秘傾向がある人は加齢性黄斑変性症になりやすいと言われています。便秘になると滞留した老廃物の塊である便から悪玉菌が増殖し、有害物質が腸壁から吸収されて血液がドロドロになります。

加齢黄斑変性症は新生血管が増え続けることで症状が出ますが、この新生血管は元々、本来の血液の通り道である血管がドロドロに詰まり、行き場をなくしたために新たに作られた血管です。

つまり血液がドロドロになればなるほど新生血管はできやすくなります。新生血管を増やさないためには便秘を解消して血液がサラサラになるように心がける必要があります

 

喫煙してる人は加齢黄斑変性症になりやすい

タバコは最大のリスク要因で、喫煙している人は喫煙していない人に比べて加齢黄斑変性症になる危険性が高いことが報告されています。

発症率を比較すると喫煙する人は喫煙しない人に比べて4~5倍にもなると言われています。

特に喫煙歴の長いヘビースモーカーで、吸う本数が多く煙を深く吸い込む人ほどリスクが高くなります。

喫煙すると活性酸素による酸化ストレスが目に溜まり、加齢黄斑変性症の原因となる網膜色素上皮細胞の炎症を引き起こします。

ただし禁煙したからといってすぐにその効果が反映されるとは限りません。一説には禁煙の効果が出るには10年~15年は禁煙を続けないといけないと言われています。

 

身内に加齢黄斑変性症がいる場合なりやすい

最近の研究では滲出型の加齢黄斑変性症が発症するのに関係がある遺伝子が発見されており、遺伝が原因で加齢黄斑変性症になりやすいことが分かっています。

この遺伝子があると発症率が1.4倍になるという報告があるので、もし家族に加齢黄斑変性症になった人がいる場合は早くから予防につとめた方がいいでしょう。

ただし、遺伝子を持っているからといって必ずしも病気にかかるわけではありません。実際は遺伝子を持っていなくて病気になる人の方が多いし、遺伝よりも環境による要因の方が高いです。

 

その他

他にも仕事などで長時間、太陽の光を浴びている人は加齢黄斑変性症になりやすいです。紫外線を浴びて発生する活性酸素によって酸化ストレスを受けるので目にもダメージを受けます。

また肥満の方も加齢黄斑変性症になりやすいと言われています。肥満だと動脈硬化になりやすく血液がドロドロなので網膜の血流も滞り新生血管も出来やすくなります。

 

加齢黄斑変性症を予防するには?

予防するには早期発見がカギです。上の「加齢黄斑変性症になりやすい人」の記事に当てはまる40~50代の方は他の人より加齢黄斑変性症になりやすい可能性があります。

まだ自覚症状がなくても眼科に行って検査を受けた方がよいでしょう。とくに身内に加齢黄斑変性症の人がいる場合は。

 

まず発症を促進する要因をストップ!

まずは禁煙!タバコはすぐにやめましょう。

タバコの煙には活性酸素が多く含まれていて、抗酸化ビタミンであるビタミンCを大量に消費します。血管が収縮し、血流が滞る原因になります。

そして肥満の方は運動不足の傾向があるので適度な運動を、便秘の方はなんとか便秘解消を目指して頑張ってください。

肥満、便秘ともにすぐには解決しないかもしれませんが、将来失明するリスクを下げるためにも、真剣に生活習慣の見直しに向き合うべきでしょう。

 

紫外線・ブルーライト対策

紫外線、ブルーライトはともに高エネルギーで有害な光線で活性酸素を発生させて目にダメージを与えます。

特に屋外で仕事をして長時間、紫外線を浴びる方は紫外線対策として帽子、サングラス、UVケアが欠かせません。

またパソコン・スマホで目を酷使している方はメガネをブルーライトをカットするものに変えるといいでしょう。

また人間は目に発生する活性酸素への対抗手段として角膜や目の硝子体、網膜にルテイン、ゼアキサンチンというカロテノイドを持っています。

このルテイン、ゼアキサンチンにはこのブルーライトを吸収し、酸化を阻止する働きがあります。

この2つの抗酸化成分は40歳をすぎると体内の貯蔵量が減っていくので体外から補う必要があります。

緑黄色野菜などにも多く含まれますが、毎日大量に食べなくては推奨量に達しないので、手軽に摂取できるサプリメントが便利です。

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食べすぎは厳禁!腹八分目で

食事療法といっても今までの「食べ方」と「食べるもの」を見直して、目に良い栄養成分を積極的に取り入れるだけです。

加齢黄斑変性症を引き起こす最大の要因は”活性酸素”です。タバコや紫外線だけでなく、「食べ過ぎ」も活性酸素が発生する原因になります。

食べたものを消化する過程で活性酸素が発生するので食べれば食べるほど大量の活性酸素が発生することになります。

加齢黄斑変性症と同じく活性酸素が原因とされる老人性白内障について関連の実験があるので紹介すると、

人間の老人性白内障と似た症状のエモリーマウス対象に食事量を20%減らしたグループと通常どおりのエサを与えたグループに分けたところ、食事量を20%減らしたグループは老人性白内障の発症が半分以下になったそうです。

これっていかに大食が良くないかをよく示す実験だと思います。

今までお腹がパンパンになるまで食べるのが当たり前だったなら、「ちょっと物足りないなあ・・・」くらいの段階でストップするようにしましょう。

 

抗酸化サプリメントの1日推奨量

次にどんな栄養成分を摂取するべきなのか?についてですが、これには米国の研究が役立ちます。

米国のAREDS2という大規模な研究(※2)の結果、加齢黄斑変性症用の抗酸化サプリメントの栄養成分について1日あたり摂取量を以下のように推奨しています。

ルテイン    10㎎
ゼアキサンチン 2㎎
ビタミンC   500㎎
ビタミンE   400IU(IUは国際単位)
亜鉛      80㎎(酸化亜鉛として)
銅       2㎎(酸化第二銅として)

※ルテインとゼアキサンチンはもっと多い用量でもOK
※ビタミンEはこれ以上の用量はダメ
※銅は亜鉛によって引き起こされる銅の欠乏症を相殺するために必要

AREDS2の比較試験では上記のサプリメントを摂取したグループはそうでないグループと比較して進行性の加齢黄斑変性症のリスクが20%低下することが明らかになっています。

 

ビタミンCと加齢黄斑変性症

ビタミンCの血中レベルが低い人はそうでない人に比べて黄斑変性症に2~3倍かかりやすいと言われています。

また同じく活性酸素が原因の老人性白内障について、1990年の厚生労働省の疫学調査によると、ビタミンCを食事からしっかり摂っている人はそうでない人に比べて発症のリスクが35%、手術を受けるリスクが30%下がることが明らかになっています。

ビタミンCの摂取は活性酸素への対策としても非常に有効であることが分かります。

ただ、ビタミンCは食事から摂ることができます。とくにお茶にはいっぱい含まれているので日頃から飲むようにすればいいでしょう。

 

亜鉛と加齢黄斑変性症

日大医学部・石川博士は加齢黄斑変性症と血液中の亜鉛濃度の関連性を指摘しています。

亜鉛は目の網膜にもっとも含まれているミネラルで、網膜細胞の酵素を活性化したり、視覚情報の伝達物質を作る働きをします。

これは動物実験ですが、わざと亜鉛不足にすると網膜色素上位細胞が真っ先に変性してしまったそうです。他にも亜鉛が不足すると視力低下などさまざまな障害が起こるとされています。

亜鉛は穀類、貝、根菜などに多く含まれますが、年をとるとこれらの摂取量が減る上に、腸から亜鉛を吸収する力が低下するため亜鉛不足になりやすいそうです。

亜鉛の1日あたりの推奨摂取量は成人男性が9㎎、成人女性が7㎎とされています。適度に摂取すれば視力も安定するし、加齢黄斑変性症が改善する可能性もあります。

過剰摂取すると発熱・吐き気・下痢など副作用が出ますが、なるべく積極的に摂取しておきたい成分ですね。

 

ルテイン・ゼアキサンチンと加齢黄斑変性症

欧米ではルテインの研究の歴史は古く、ルテインの黄斑変性症を予防・改善する効果についてはいろいろと報告があります。

アメリカの研究では1日10㎎のルテインを単独で、または他の抗酸化物質やビタミン、ミネラルと併用して12ヶ月間、摂取させたところ加齢黄斑変性症の症状が改善されたという報告があります。

またアメリカのARED2(※2)という大規模な研究ではルテイン、ゼアキサンチンを含む抗酸化サプリメントを服用した結果、加齢黄斑変性症の発症リスクが20%低下したという報告があります。

またルテインはルテイン単独よりもゼアキサンチンと一緒に摂取した方が効果がアップすることが明らかになっています。

ルテインとゼアキサンチンにはもっとも最適化された配合比率があり、AREDS2の推奨する1日の推奨量ではルテイン:ゼアキサンチン=10㎎:2㎎となっています。

つまり5対1の比率こそがもっとも効果が期待される黄金比率というわけです。ルテインのサプリメントを選ぶ際はルテインとゼアキサンチンの配合比率にもぜひ注目してもらいたいですね。

ルテインは体内で蓄積されますが、40代以降は蓄積量が減っていくので、若い頃からルテインを含む緑黄色野菜を食べて予防に備えておくことが大切です。

ただしルテインを多く含むほうれん草でさえ、1日の摂取量の目安である6㎎摂るには大量に食べなくてはならず、手軽なルテインのサプリメントで摂取するのがおすすめです。

ルテインはビルベリーなどに含まれるアントシアニンと一緒に摂取すると相乗効果を発揮することが明らかになっています。これはアントシアニンがルテインを運ぶ「運び屋」の役割をするからです。

市販のサプリメントでルテイン、ゼアキサンチン、ビルベリーを同時に含み、かつルテインを10㎎以上含む商品を探してみましたが、条件に合うものは「ドクターズチョイス ルテイン40㎎」「めなり」の2つだけでした。

ドクターズチョイス ルテイン 40mg

めなり

ドクターズチョイスは高品質なルテインが40㎎も配合されており、内容は良いのですが、外国製のためサプリの粒がデカくて飲み込みづらい、またコスパが若干、高いというデメリットがあります。

めなりはルテインとゼアキサンチンが5対1の黄金比率で配合されておりビルベリーエキス以外にも目によい成分のアスタキサンチン、クロセチン、カシスエキスが入っています。

ルテインの配合量こそドクターズチョイスより少ないですが、めなりはより吸収率が高く相乗効果を発揮する組み合わせで配合されています。

お値段もお手頃で粒も小さく飲みやすいので「継続しやすさ」では「めなり」に軍配が上がるでしょう。

私は両方とも飲んだ経験がありますが、効果に差はないと感じたので継続しやすいめなりの方が良いと思っています。

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まとめ

いかがでしたか?加齢黄斑変性症の病気の症状や治療法、なりやすい人の特徴、予防法、そして抗酸化サプリメントについて紹介してきました。

40代でパソコンやスマホで目を酷使している方は50代以降、加齢黄斑変性症になる可能性があるので記事で書いたような注意点を理解して今のうちから予防に努めましょう。

 

※1:日本眼科学会「加齢黄斑変性症の治療指針」
※2:AREDS2とは米国国立眼科研究所(NEI)がスポンサーとなり、全米で3,500人を超える被験者を対象に実施された大規模多施設共同研究 Age-Related Eye Disease Study(AREDS)の続きで、全米85ヵ所の施設で合計4,200人のAMDの患者さんを対象に行った5年間にわたる追跡調査のこと。詳細はAREDS2とその研究結果がルテインとゼアキサンチンにもたらす影響より。
※3:データ出所は株式会社ヘリオスの加齢黄斑変性の治療方法開発の記事より

記事中の画像の一部は日本眼科学会の加齢黄斑変性症の記事より引用しました。