飛蚊症レーザー治療の最前線
この記事の目次
飛蚊症が手術で治る!飛蚊症レーザー治療とは?
飛蚊症で見える小さなゴミのような浮遊物をレーザーを照射して除去するレーザー治療があります。
目に直接メスを入れて傷つけるわけではないので、安全性の高い手術と言われています。
アメリカなど欧米では30年以上も行われてきた歴史があるレーザー治療ですが、日本では近年まで行っていませんでした。
そのため、飛蚊症レーザー治療を受けたい方はわざわざアメリアや台湾まで行って手術を受けるしかありませんでした。
しかも費用も渡航費やコーディネート料も含めて60万~120万はかかると言われています。
しかし最近は日本でもこの飛蚊症レーザー治療が受けられるようになってきました。まだ治療を行っているクリニックは少ないですが、東京で有名な3つの病院を紹介します。
いずれの病院でも、入院の必要はなく、治療時間も20分~30分くらいで終わります。また検査・診察の結果によっては手術を受けられないこともあります。
松原クリニック
池袋駅から徒歩3分でアクセスが抜群にいいクリニックです。
飛蚊症の原因となるゴミや濁りにレーザー照射し、分散させることにより症状を軽減させます。
料金はここが一番安いですね。
1回9.8 万円 (片眼/税抜)
※2回目以降 4.7万円 (片眼/税抜)
東京都豊島区南池袋2-26-6 島倉ビル7F
0120-049-146
診療時間
月~土11:00~19:00
日・祝12:30~17:30
水曜休診
松原クリニック
http://matubaracl.com/floaters/
品川近視クリニック
レーシックでも有名な品川近視クリニックです。
欧米で約30年もの間行われている飛蚊症レーザー治療を日本で初めて導入したクリニックだそうです。
この治療自体はほぼ全員の先生ができるため、担当医は複数いて、技術が上位の先生が輪番で手術を行うようです。
初回13.9万円(片眼/税抜)
術後の定期検診 翌日・1週間後・1ヶ月後
実施院 東京のみ
東京都千代田区有楽町2-7-1 有楽町イトシア13F
0120-412-049(受付時間10:00~20:00)
品川近視クリニック
http://www.shinagawa-lasik.com/hibunsho/
冨田実アイクリニック銀座
最初、病院名が読めませんでした(^_^;)
「冨田実」が院長の名前で、その後に「アイクリニック」が続きます。最初見たときは「富田」+「実アイ」+「クリニック」に見えて、「実アイって何だ?」と考えちゃいました。
いろいろな雑誌の名医特集に選ばている眼科の業界では有名な方のようです。クリニックの特徴として「完全主治医制」をとっていて、忙しいのに患者のカウンセリングから手術、術後のフォローまで一貫して行っています。
最新性能のレーザー機器(Femto LDV、シュインドアマリスの最上位機種)を使用しているので安心です。
期間限定のキャンペーン中(5/31まで)につき
1回9.8 万円 (片眼/税抜) ※通常価格は15万円。
東京都中央区銀座4-12-19 日章興産ビル4階
03-6228-4200(一般診療のお問い合わせ先)
診療時間 平日 9:30~13:30 15:30~19:00
土曜 9:30~13:30 15:30~19:00
日曜 9:30~13:30
休診日 水曜、日曜午後
冨田実アイクリニック銀座
http://www.tomita-ginza.com/service/hibun/
飛蚊症患者には救いの神!?飛蚊症レーザー治療について
飛蚊症レーザー治療は安全性が高いですが、手術により症状が改善されるかどうかについてはリスクがあることを事前に知っておきましょう。
レーザー治療に適さない人とは?
検査した結果、レーザー治療の適応者であるかどうか判断されます。以下に該当する方は治療できない可能性が高いです。
1.強い近視の方
近視の方の眼球は通常丸い眼球がラグビーボール状の楕円形になっているため、網膜の存在する奥が深く、医師からはとても見えにくいです。
またレーザーも深ければ深いほど力が発揮しにくいです。
2.レーシックや目の手術経験者
レーシックや目の手術を経験した人は術後の副作用で瞳孔の開きが悪いことが多いらしく、このため治療がしづらいことがあります。
3.30歳以下の方
アメリカの飛蚊症治療で有名なジョンソン医師によると
① 30歳以下は極稀に治療ができる人がいる
② 30~45歳は判断が医師としても難しい年齢層
③ 45歳以上は治療できるケースが多い
と判断されています。また30歳以下でも後部硝子体剥離の場合は治療対象者になる可能性が高いです
若年層の治療が難しい理由について
液化による飛蚊症と後部硝子体剥離による飛蚊症の2つのパターンがあります。
液化による飛蚊症とは眼球の中にあるゼリー状の硝子体が加齢とともに液化していき、その部分だけ網膜に映る光が変化して影になって見える現象です。
生理的飛蚊症といい、治療できないし、治療しなくても大丈夫と言われることが多いケースです。子供の頃から飛蚊症の症状がある方もこのケースが多いです。
子供の頃は見えていたのに今は見えなくなったという場合は、眼球の中で浮遊物が光を遮らない位置まで移動しただけです。
液化は加齢とともに網膜に近い部分から起きやすいという性質があります。
飛蚊症の原因となる混濁部分が網膜から離れていれば安全に手術できますが、近いと万が一レーザーの照射を間違えると網膜に穴が空いてしまいます。
網膜に穴が開くと、そこから水が入り、網膜剥離に進展し失明とかのリスクがでてくるので、治療不可になります。
だから若年層の場合、レーザー治療ができないことが多いのです。ただし、必ずしもすべての人が網膜に近いとも限りません。
後部硝子体剥離とは液化が進み、硝子体が縮んだ結果、網膜から剥離していくことです。剥離する際に接合部分の凸凹や混濁が飛蚊症として見えます。
網膜から離れた位置にできやすいため、治療しやすい状態であり、若年層でも治療対象者になる可能性があります。
基本的に老化現象なので若年層より中高年の方が治療しやすいといえます。
飛蚊症レーザー治療のリスクについて
飛蚊症でお悩みの方にとってレーザー治療は救いの神のように見えるかもしれません。しかし、効果がある一方でリスクも存在します。
1.料金が高い
片眼だけで10~15万くらいします。両目ならその2倍です。気軽には受けられない金額の治療ですね。
2.万が一の場合、レーザー治療の照射で視力が低下するリスク
網膜に近い部分にレーザーが照射されると穴があいて網膜裂孔、網膜剥離のリスクも増大します。
3.すべての浮遊物を取り除けるわけではない
浮遊物には大きいものもあれば小さいものもあります。レーザー照射は目で確認しながら行うので大きいものはレーザーを当てられても小さいものは難しいです。
また自分にとっては目立つ浮遊物でも大きさがミクロンサイズでとても小さければ医者には肉眼で認識できず取り除けない可能性もあります。
したがって手術を受けたとしても、場合によっては症状があまり改善しないことだってあるのは覚悟しておかないといけません。
4.レーザーで破砕するで消去するわけではない
飛蚊症レーザー治療とは正確に言うと、硝子体の中の濁りにレーザーを照射して砕いてより細かくします。
濁り自体が消えてなくなるのではなく、より細かくなることで今までよりだいぶ気にならなくなります。
そのため、「以前よりは減ってよくなったけど・・・」と不満が残ることは否めません。
日本では情報が少ない分野ですので、実際に海外へ行った方々の情報が役立ちます。
実際に海外へレーザー治療を受けに行った方々の体験談がAmazonより販売されています。216円と安いのでもし興味があれば読んでみてください。
飛蚊症とともに ~私達の闘いの日々~
飛蚊症(網膜裂孔)の手術の体験談
飛蚊症の症状で眼科へ行き、網膜裂孔や網膜剥離が見つかり手術した方々の体験談です。飛蚊症のレーザー治療とは異なりますが、参考にしてください。
中学生のころから気になり、高校生のときに眼科に行ったら網膜剥離の一歩手前のような感じで、レーザー手術を受けました。年に2回ほど検診をして、悪くなっていたらその都度受けています。やはり気になったら病院に行くべきだな、と思います。
私ではありませんが、母が3年前に飛蚊症の手術しました。
手術自体は短時間で問題なく終わりました。
保険に入っていたので、費用はほとんどかからなかったそうです。
手術後は定期的に眼下に通って目薬をさしてました。
私は子供の頃から飛蚊症で、22歳で片目の網膜剥離が発覚し手術しましたが、発見が遅く視野欠損は治りませんでした。今も片目だけでは日常生活が送れないほど視野が欠けたままです。
飛蚊がたくさん見えたり、濃い点が見えたり、稲妻のようなものが光ってるのが見えたり、水が動く感じのものが見えたりしたら大きい眼科行った方がいいと思います!
わたし、ひどくなって、網膜裂孔に!
レーザー手術。まぶしくて気分悪くなり、吐きました。
症状ひどくなったら、即病院へ!
失明寸前だったと言われました!
レーザー治療で保険を使ったら二万くらいで治りました!
新しめの眼科をオススメします。
飛蚊症で眼科にいったら、網膜裂孔で即レーザーでオペしました。両目ともに。
網膜裂孔も放置すると強い外部刺激で網膜剥離もなり失明に至るそうです。
オペ後はフランケンシュタインのように眼瞼がぼっこり腫れましたが、網膜裂孔の状態のままオペできたのが幸いです。
出典:ガールズちゃんねる http://girlschannel.net/